システム障害中の部門別対応状況
本ページでは、当センターで発生したランサムウェアによる大規模システム障害下において、各部署・部門が、どのような対応を行ったか、どのような課題があったのか等の情報を発信していくことで、病院関係の皆様のIT-BCP策定における参考になるよう公表するものです。
当センターにおける大規模システム障害の対応においては、複数部署や職種で構成される委員会ベースで対応を協議し方針を決定してまいりました。システムダウンとなった場合には単体の部署だけで対応策を協議検討できるものではなく、複数の職種や部署部門による協議により、情報の連携が必要な各業務において、その関係するシステムの障害状況等に応じた対応方針を、その都度決めていく必要があるからです。
準備できた部門や委員会から、順次発信してまいります。
〈主なタイムライン〉
2022.10.31ランサムウェアによる大規模システム障害発生
救急受入、予定手術、初診受付等の停止
厚労省初動対応支援チーム活動開始(~11.6)
同11.1 DACS参照開始
同11.4 予定手術一部再開
同11.10 バックアップによる参照環境構築⇒三次救急受入再開
同11.17 参照環境を救急外来に設置⇒二次救急受入再開
同11.28 参照環境を手術室に設置⇒予定手術枠の拡充
同12.12 電子カルテ等基幹システム運用再開/部門システム一部再開
同12.22 電子カルテ運用全面再開(入院・外来)/部門システム一部再開
2023.1.11 部門システムの大部分再開 ⇒ 診療体制全面復旧
災害対策委員会・災害対策室
医療安全管理委員会・医療安全管理室
薬局業務運営委員会・薬局
DPCコーディング委員会・医事保険委員会・医事グループ
手術部運営委員会・手術室
患者総合支援センター運営委員会・地域医療連携センター
画像診断部運営委員会・画像診断科・放射線部門
臨床検査部運営委員会・輸血療法委員会・臨床検査科・臨床検査部門
医療情報部運営委員会・診療情報管理委員会・情報企画室・診療情報管理室
高度救命救急センター運営委員会・ER部運営委員会・救急診療科
栄養管理委員会・栄養管理室
病棟管理部門・看護部
外来管理部門・看護部
侵襲手技等管理部門
セラピスト部門・リハビリテーション科
臨床工学室・透析室
規則等管理部門
事務局他